クールな彼が好きすぎて困るんですが!!
………………。
「…はぁ」
「ちょっと!反応薄い!
何よその“何言ってんだ美喜ちゃん”みたいな顔は!」
「だって…ねぇ?」
六花ちゃんとともに頷き合い苦笑いを浮かべる。
誰でもこうなるって。訳分かんなすぎて。
長いタイトルでござるね?
「つーまーりー、それぞれ気になる男子にアピる日ってこと!」
「……あー…うん。??」
「だーっもうっ!鈍いな柚希!」
おっとこれは失敬。
って何であたしが怒られてるんだ!?
興奮する美喜ちゃんをなだめ、伊吹先輩が微笑む。
「まぁまぁ落ち着いて美喜ちゃん。
ざっと説明するね。今日は男子も女子も4人ずつでしょう?」
「あ、はい。確かに」
「柚希ちゃんは聖、
六花ちゃんは松川くん、
美喜ちゃんは彼氏さん、
それぞれ好きな人がいるじゃない」
「はい」
「だから、その相手に自分をアピールしようってこと」
「なるほど。つまり、ちょっぴり大胆になっちゃおうー!…なーんて言い回しの意味は、好きな人に積極的に動こうってことなんですね?」
「そうそう!わかってくれた?」
「はい!バッチリ!」
美喜ちゃんのはわかりにくい!