クールな彼が好きすぎて困るんですが!!
思い出すと、泣きそうになる。
松川くんの瞳が優しくて。
松川くんの笑顔が眩しくて。
痛いほどに……気持ちが、伝わって来て。
あたしは、『……ありがとう』としか返せなかった。
こんな風に会話するのは……久し振り、かもしれない。
「あ、そういえば山田くんは?」
キョロキョロと辺りを見回してみるも、山田くんの姿は無い。
「山田ならパーカー忘れたとかで、別荘戻ってる」
「あ、そうなんだ」
じゃあ入れ違いかぁ。なんか、残念。
「立本、みんな海入ってるけど」
「へ?あ、ほんとだいつの間に」
松川くんに言われ海へと視線を向けると、そこにはもう楽しそうに泳いでるみんなの姿。
わぁー青春!
なんて、バカなこと思ったり(笑)。