クールな彼が好きすぎて困るんですが!!
「待ってよ山田くーん!」
あたしを華麗によけた張本人が、涼しい顔して歩いてる。
こうなったら猪突猛進。足をこれでもかってなくらいに動かし、やっと追い付いた大好きな人!
「山田くん!おはようっ」
「…今は昼」
ガーンッ!そうじゃん!
チラリとあたしに視線を向け、そんなクールな事を言ってくれたこの人は。
山田聖くん。あたしの大大大好きな人です!
ちなみに片想いして半年ッス。
あぁ、今日もカッコいい!!
図々しくも、山田くんの隣を歩いてるあたし。
「じゃあこんにちはっ!」
「…フッ。こんにちは」
ズキューーーーーーーンッッッ!!!!
滅多に拝めない山田くんの笑顔!!
カッコ良すぎて鼻血ブー。
あぁもうっ。好きすぎる!
「山田くん!!」
「…何」
「山田くんが好きすぎて困るんですが!!」
「勝手に困ってて」
ガビョーンッ……。
いや、うん。こんなのもいつものこと!
きっと山田くんは照れ屋なんだ!