Level 36.

 弟で副院長の壮大先生は
 患者様は勿論、スタッフにまで柔らかい物腰で接してくれて
 明るくてムードメーカー。

 院内でも密かに憧れられていたりする。


 一方、目の前にいる柴田は
 患者様に接する時以外は口数は少なく
 近寄りがたいオーラ全開。


 悠希の一番苦手とするタイプだったが―――。


 今夜のように食事を共にする機会が増えるうちに
 仕事以外の一面を見る事も増え
 苦手ということはなくなってきた。


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