彼氏は泣き虫、彼女は強虫。
☆=1





「俺、結愛(ユア)ちゃんが大好きですっ!!
付き合ってくださいっ!」




この人誰……??




私こんな人知らないや…。




高校2年に上がってすぐに、私は中庭に呼び出されて、この男の子に告られた。。




顔は可愛いような、格好いいような感じの男の子。




「う~ん、まあいいよ…??」




顔はいいから、一応承諾しといた。




性格が悪かったら、別れればいいだけだし…。




みんなは、この性格を酷いと言ってくる。




自分でも、酷い事ぐらい分かってる…、
でも、付き合ってから相手の事知るのもいいじゃんか…??




「ホ、ホント…?!」




「うん。」




男の子は、笑顔で喜んでいた。




「俺、すっげー嬉しい…っ!
よろしくお願いします!!」




男の子は、笑顔を保ちながらいきなり泣き始めた。。




なんつー器用な子なんだろう……;;




「ね、ねぇ。
名前と学年は??」




「櫻城 祐也(サクラギ ヒロヤ)、2年!」




へぇ……、
同い年にこんな男の子いたんだ……??





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