彼氏は泣き虫、彼女は強虫。
「小さい頃から、離れずに……、
ずっと結愛の事だけを見てきた。。」
私は抵抗出来なかった……。
晴飛の真剣な瞳が私の胸を締め付ける…。
「俺は馬鹿だけどっ!
結愛が大好きだから、頑張って勉強して結愛と同じレベルの高いこの高校に入学した。。」
晴飛の声が…言葉が、
何故か私の胸に突き刺さる。
「なんで……、なんでずっと結愛のこと
想ってきた俺じゃ無くて…っ!
祐也…なん…だよ……??」
そう言った晴飛の頬に一筋の涙が伝った。。
「晴飛っ…、」
「…祐也と出会ったのは!
……最近なんだろ…??」
「え…、う…ん。。」
「何にもお互いの事知らないでよく付き合える…よな……。」
「………っ、」
晴飛は私にとても冷たい目を向けてきた。
「いっそ…このまま、俺だけの…お前でいてくれたら……いいのに…な……??」
そう言って強引に顔を近づけてきた。
「…っ!?ヤッ!!」
無理矢理キスしてこようとする晴飛に抵抗した。。
だけど、相手は晴飛でも…中身は男。
そんなの、力では私が…、
勝てるワケがないんだ。
ドカッ!