彼氏は泣き虫、彼女は強虫。
「あー!暑い暑いぃぃぃーーー!!!!」
そう言いながら、
顔を手でパタパタと仰ぐ祐也。
「ねぇ、祐也ってどこで聞いてたの??」
「んー??そこ。」
そう言って指差した先は、
丁度ここからは見えないとこの角あたり。
「………頭よすぎ…;;?」
「エヘヘッ//」
「ばかぁ!」
「え、なんで俺バカ言われたんだよΣ!」
頭を掻いた仕草で止まっている。
「祐也…もぅ、目合わせてくれないんじゃないかって思ってたのっ!」
「そんな!やっと手に入れれたのに!!
離すワケないじゃんか…///」
そう言って私を包むように抱きしめてきた。。
「好きだよ、祐也…。」
「俺も好き、大好き…//
ねぇ、俺と会えなくて寂しかった??」
んなっ?!!
「べ、別に!寂しくなんかなかったし//??」
恥ずかしくなってついつい嘘をついて、横を向いてしまった私。
「嘘つきーw
嘘つきにはお仕置きだっ!」
「はぁっ?!」
私は急いで祐也の顔を見た。
だけど、祐也の顔を見ようとした私が悪かったんだ……。
「…んっ……」
なに……??
私、キスされちゃってる……///
「ご馳走様~♪」
でもキスは一瞬だけで、
目を瞑る暇もなかった。。
って、何ガッカリしてんのよ!私の馬鹿!!
「祐也ぁー!!!!!」
い、いつからそんなに変態にっ!!/////
「だって、付き合ってんだもん♪いいじゃんか??」
「馬鹿ぁぁぁぁーーーー!!!!!!」
私の声は大きな空に響き渡って、
静かに消えて行った……。