彼氏は泣き虫、彼女は強虫。
「「キャー!燕様ぁー///
今日も格好いいですっ!!」」
「「レオン様ぁー!!
頑張ってくださぁーい!///」」
おぉー。
ここはやっぱり無償に嫌いだ。
女子の群れが多過ぎて、悠花もどこにいるか分からないし…;;
サッカー部の奴らに見つかったら、引きずり込まれるし……。
「燕先輩、今日“結愛”連れて来たんですよ~??」
オイ、何故大きい声でしかも、
結愛を強調して言うんデスカ??
「え!?
マジでっ?結愛ちゃんに会いに行ってもいっつも居ないから、今年に入ってから全然会えてなかったんだよね~♪
でかしたぞっ!晴飛ッ♭!!」
「結愛ちゃん来てんの~??
どこどこー?」
うっわ、麗怨先輩ッ?!!
なんか、前にも増して、チャラチャラしたような……;;
気のせいかな……。
「結愛ならぁ…、
あっ!あそこに居ますよ!!」
うげ!
晴飛のバッカヤロー!!!
一生恨むっ!
「結愛ちゃーん!
ねぇ、今からする試合俺らのチームに入ってよ??…ね?」
「……わ、分かりましたから!
抱きつくのいい加減辞めて下さい!」
麗怨先輩苦手だ~……;;
「……はぁ。」
私は今どーしてユニホーム着て、upをしてるんだろ~??
「………??
あ…れ…?結愛…?」
こんなときに、誰だよ~??