夏に、恋をした。
なんで、こんな甘々な感じになってるのっ!?
聞いてるこっちが恥ずかしい!!
和樹は安堵の息をはいてから、あたしの手首をつかみ2階に上がり出す。
和樹の部屋に入り、あたしはやっと声を出した。
あの場で喋ったらいけない気がしたから。
「何があったの?」
聞くとニヤリと和樹が笑った。
「智が玉川さんにメールを送っただけ」
「なんて?」
和樹はすぐには答えず、あたしをベッドに引き寄せてから答えた。