夏に、恋をした。




試合が始まり、緊張が最高潮になる。


だけど、そんな緊張はいらなかった。



今までの練習の成果を余すことなく出す和樹。



信じてる。


誰よりも頑張ってることを知ってるから、信じれる。

誰よりも夢を大切にしてることを知ってるから、応援してる。



「頑張って…」


掠れた声しか出ないけど、思わず呟く。



相手だって強い。

点数はとってとられての繰り返し。


だけど、和樹は勝つ。




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