夏に、恋をした。


「でも…」


続けようとしたけど、和樹が手を上げてさえぎった。



「ここまで来たらできる限りのことをする。だから、まだ応援して?」



そっか、ベスト4になったけどまだ試合はある。


「…当たり前!」


そう言い返すと和樹はニッと笑って頭を撫でてくれた。




――――あたし、和樹に頭撫でられるの好きだな…




思わず変なことを考えてしまった。




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