夏に、恋をした。


次の瞬間、先輩の頭からパコーンといい音がした。

前方にぶっ飛ぶ先輩。


それをかわしつつ、先輩に攻撃したものを見る。




少し土で汚れた、ソフトテニスのボール。




「っ誰だ!?」


先輩が大声で叫んだ。



その相手は、


「桜田…」


ラケットを肩で担いでこっちに歩いてくる、あたしの好きな人。


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