桜並木の下で  上 ~四月から九月~




 先生のことが、





     好きだ。





 でも先生は彼女がいるって、噂だから…





    この恋は、諦めないとね。





「奈美?大丈夫?」




「うん、でも何が?」



「先生のこと。顔、真っ赤だよ」



 私は顔を触った。



「や、先生の!」


「へ?でも、先生は彼女持ちだし」


「そうなんだ!?」


< 52 / 93 >

この作品をシェア

pagetop