先輩の愛で溶けちゃう -夏休み短編-
「佐武、お前が見本見せてやれ」
トランペットを磨いているといきなり声をかけられる。
もちろん、ドS先輩に・・・・・・
「へ?」
「お前、先輩だろーが」
ドS先輩は、私が優等生でないことを知っているのにそんないじわるを言う。
しかも、1年生は、速水先輩に教えて欲しいのに~って顔をしていた。
こんな場面に遭遇したから、翌日からは少しゆっくり部活に行くことにした。
みんなの先輩だってわかっているつもりですけど、やっぱり見ているのは辛いものです。