先輩の愛で溶けちゃう -夏休み短編-






「引退セレモニーとして、夏祭りの演奏会に出場することになった。それが俺達のラストだ」






コンクールが最後だと思っていた私達にとっては嬉しすぎる発表だった。




うちの市長さんが優勝したと聞いて、突然依頼してくれたんだとか。





盆踊り大会の会場で、演奏することができる。




たくさんの人の前で演奏できるんだ。





まだ、速水先輩は引退しない。


あと数日、先輩は先輩なんだ。









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