白い閃光
「散々、キレイだの、カッコイイだのと…のたまわっていたではないか」

ええ。
確かに言いましたが・・・。


「やっぱり事実だろう?」


ちょっと意地悪げに口角を上げて笑う顔。

ヒャ――、どんだけ男前なんだよ!!


「人間の分際で俺を呼び付けるとは生意気な。
だが、これも一興。
あの世に面白い相手はおらんからな」


あの世?

えっと、アナタはお化け??


「俺をバケモノだ、と?」


なんで心の中がダダ漏れなの――っ!?

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