神様修行はじめます!
「わらわに詳細を申せ。即答せよ」

「彼女の力が不安定なので、僕が面倒を見ています」

「お前が? ・・・誰の命令か」

「・・・・・」

「おばあ様、か?」

「・・・・・」

「永久」

「・・・はい。そうです」


その答えを聞くと、お母様はゆっくりと首を動かして・・・

あたしを見た。


感情の読めない目。

こんなところは、さすが親子だなって思うけど・・・。


「天内の娘よ」

「はっ!? はいっ!!?」

「ついて参れ」

「・・・はい?」

「これからそなたの面倒は、わらわが見る。ついて参れ」



へええぇぇっっ???


へっ? なに? なにっっ??

どゆことっ!??



「ゆくぞ。早う参れ」

「え? ちょ、まいれって言われても・・・」


お母さんは、戸惑うあたしにお構いなく悠々と歩き始める。

こっちの状況おかまいなし!な態度は、さすが門川君のお母さんだなぁ。


・・・て変な事に感心してる場合じゃないっ。


あたしって、もらわれっ子になっちゃうの!?

ど、どっち? こっち?

あっち??
< 179 / 495 >

この作品をシェア

pagetop