神様修行はじめます!
あたしの握りこぶしがブルブル震えた。
なによ・・・。
なんなのよ、それっ。
ほんとに信じられない!
「周りの大人は黙って見てたのっ!!?」
小さな子どもがそんな目にあわされてる時にっ!
お偉い奥方様を恐れて、見て見ぬふりかっ!?
「永世が、永久を引き取ると言い張ったんじゃが」
「がっ!?」
「永久をひいきするつもりだ、と噂が流れてのぉ」
「・・・はあぁぁっ!?」
当主が、次期当主候補を引き取り育てる。
しかも候補の片方だけを。
これでは、永久を次期当主に決めたと言っているようなもの。
当主自身が混乱を生むような行動は慎むべきだ。
長老会や永継派が、そう進言してきた。
しかも・・・
「子は母が育てるものだ、と正論を言われて太刀打ちできんかった」
「母、じゃねーよっっ! 鬼ババじゃんっっ!!」
足元のジャリ石を思いっきり蹴っ飛ばして、あたしは絶叫した。
なによ・・・。
なんなのよ、それっ。
ほんとに信じられない!
「周りの大人は黙って見てたのっ!!?」
小さな子どもがそんな目にあわされてる時にっ!
お偉い奥方様を恐れて、見て見ぬふりかっ!?
「永世が、永久を引き取ると言い張ったんじゃが」
「がっ!?」
「永久をひいきするつもりだ、と噂が流れてのぉ」
「・・・はあぁぁっ!?」
当主が、次期当主候補を引き取り育てる。
しかも候補の片方だけを。
これでは、永久を次期当主に決めたと言っているようなもの。
当主自身が混乱を生むような行動は慎むべきだ。
長老会や永継派が、そう進言してきた。
しかも・・・
「子は母が育てるものだ、と正論を言われて太刀打ちできんかった」
「母、じゃねーよっっ! 鬼ババじゃんっっ!!」
足元のジャリ石を思いっきり蹴っ飛ばして、あたしは絶叫した。