神様修行はじめます!
ハラっ立つぅ~~~!!!

なにが『母』だっ!!

ふざけんのもたいがいにしろっ!!



何度も何度もジャリ石を蹴っ飛ばす!

そうでもしないと怒りが暴発しそうだ!!

届け! ジャリ石!

鬼ババの脳天に激突しろおぉーっ!!



「それで永世が、我に密かに頼んだ。周囲にバレぬよう守ってくれ、と」



―― これ以上、妙な噂が広まれば本当に身動きが取れなくなる。

なんとか陰から人目につかぬよう、守ってやらねばならない。


自分は立場上、どうしても表立つわけにいかない。

そんな事をすれば、また心無い噂が広まる。

ますます永久が追い込まれてしまう。


どうか誰にも知られぬように、永久を守ってやって欲しい ――


「泣きながら我にそう頼んだのじゃよ。それ以来、我は永久と行動を共にする事となったのじゃ。」

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