神様修行はじめます!
「おい・・・お前・・・・・」

「ぐす・・・」

「だからさっきから、お前と祖父との思い出になど興味はないと言っているだろうが!」

「ぐすっ、ぐす・・・」

「いいかげんにしろ! さっさと本題に入れ!」

「うぅ・・・」

「鼻水をたらすなっっ!」



わかってるよ!!

わかってるけど、うまくいかないんだもん!

そんな簡単にいくわけないでしょ!


あんた達は普通に出来ても、ここの「普通」は世間にとっての「異常」なの!


「集中しろ!」

「してるもん!」

「なんと無駄とムラッ気の多い娘だ!」

「門川君と同じ事言わないでよ!」

「いっそ頭も水に突っ込め!」

「マジな顔して冗談言わないでよ! てか、アンタそれ実は本気でしょ!」



『門川 永世です』

『天内 直だ。よろしくな!』



突然、水面から若い男女の声が聞こえてきた。
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