神様修行はじめます!
『あなたの言葉は聞かなかった事にするわ。これからも仲間として、私に接して』

そして、ゆっくりとじー様から離れるように歩き始める。

『ごめんなさい。ナオ・・・』


ゆっくりと、でもしっかりとした足取りで数歩進んで・・・


『・・・!』


突然じー様に手首をつかまれ、おばあ様は振り返った。


『ナオ・・・』

『諦めない・・・』

『え?』

『俺はお前を愛してる』


ギュッという音が聞こえそうなほど、強くにぎられた手首。


『痛いわ。離して』

『俺のたったひとりの女。ただひとつの宝だ』

『ナオ・・・?』

『諦めない。渡さない。誰にも絶対に』

『ナ、オ・・・』

『お前は、俺のものだ・・・』


じー様の目に強い強い光が爛々と輝いていた。

狂気、と呼べるほどの強い光。

その目の光が、おばあ様を真っ直ぐ射抜いていた。


『愛してる。永世・・・』

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