神様修行はじめます!
「聞いているのか?」

「あ、はい。聞いてます」

「おばあ様の心の内は、確かに、さぞや複雑だろう」

「あ・・・・・」


おばあ、様・・・・・。


「この僕も理解が及ばないほどだろう」

「・・・・・」

「聞いているのかっ?」

「は、はいっ。聞いてますっ」


あたしは思わず姿勢を正して・・・

すぐに、視線を地面に落としてしまった。



おばあ様の事に触れられると・・・。

さすがに、やっぱり辛い。

重くて深い痛みを感じてしまう。


これは罪悪感なんだと思う。


理屈じゃないの。

あたしがおばあ様だったら、あたしの存在をまったく平静には受け止められない。

それほどまでに心の傷は深い。
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