神様修行はじめます!
彼は、もうあたしを見てはいなかった。
さっさとしま子に視線を移して様子を確認している。
白い輝きに照らされたその頬は・・・
ほんのり、赤く染まっていた。
彼はいつもそう。
冷静で無表情。冷たくて毒舌。
そして・・・
相手を思いやる時ほど、その冷たさに磨きがかかる。
自分の優しい心がむき出しになるのを、恐れるかのように。
冷たい氷で、綺麗な花を包み込んでしまうように。
でも、あなたのお花は生きている。
透き通るクリスタルのような氷の中で。
優しく優しく息づいている。
あたしは、それを知っている。
抱きしめたいと思う。
氷ごと、あなたのお花をこの両腕で。
大丈夫。どんなに冷たくても平気よ。
あたしは熱い女だから。
滅火の、天内の末裔だもの。
氷ごときで、ひるむもんですか。
さっさとしま子に視線を移して様子を確認している。
白い輝きに照らされたその頬は・・・
ほんのり、赤く染まっていた。
彼はいつもそう。
冷静で無表情。冷たくて毒舌。
そして・・・
相手を思いやる時ほど、その冷たさに磨きがかかる。
自分の優しい心がむき出しになるのを、恐れるかのように。
冷たい氷で、綺麗な花を包み込んでしまうように。
でも、あなたのお花は生きている。
透き通るクリスタルのような氷の中で。
優しく優しく息づいている。
あたしは、それを知っている。
抱きしめたいと思う。
氷ごと、あなたのお花をこの両腕で。
大丈夫。どんなに冷たくても平気よ。
あたしは熱い女だから。
滅火の、天内の末裔だもの。
氷ごときで、ひるむもんですか。