神様修行はじめます!
あたしってホントに大バカ・・・。

こんなんで大丈夫かな、この先。


その場にしゃがみ込んで、大きな溜め息をついてしまう。

そんなあたしを見て門川君が言った。

「心配するな。君は僕が守る」


・・・・・ドキンッ!!


瞬間、自分の顔が真っ赤に染まるのがわかった。

かあぁぁっと顔が熱くなる。

どきんっどきんっどきんっ・・・!



『キミハ、ボクガ、マモル』・・・?



あ、あああああ

違うでしょ! あたしっ!!

守ってもらうんじゃなくて、あたしが彼を守るんでしょ!?


喜んでど―――すんのよ!



てか、別に嬉しいわけじゃないしっ!

門川君に、守るって言われたくらいでさ!

あたしが喜ぶ理由なんて、どっこにもないし!


・・・・・ないったら、ないのっ!!

こら心臓! うるさい落ち着けぃっ!!!
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