神様修行はじめます!
おばあ様のお墓の前に立つ。

ここにおばあ様が眠っている。

ついこの間まで、生きて、そばにいてくれた人が。


無機質な石の塊。

墓石は何も語らない。

そんな事、当然分かりきってるのに。


なぜ人は、話しかけてしまうんだろう。



おばあ様・・・。


聞きたいことが、ありました。

話したいことも、ありました。


でもそれはもう叶わないんですね。

永遠に・・・・・。


あたし達は、重いものを背負いました。

とても大きな重いものを。


でも大丈夫です。

ひとりじゃないから。


あたし達みんな、一緒です。

だから耐えて歩いていける。
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