神様修行はじめます!
「過去の永世と、同じ決断をするか」

「そうだ」

「さだめ、かのぉ・・・」

「おばあ様の気持ちが、今の僕には痛いほどよく分かる」



意識がどんどん遠のく。

海の底に沈むように。

ゆらゆらと深く深く、深海まで沈みこむ。



「門川に関わる者は、皆、悲惨な末路だ。父も母も殺された」

「神と崇め奉られても、しょせん生贄のようなものじゃからのぉ」



なんだか、よく聞こえない。

意識の外で知らない人達の会話が響いてる。

そう。

知らない人達の・・・。
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