神様修行はじめます!
スッ・・・


門川君が人差し指と中指を立てる。

目を閉じる彼の周囲に、何か密度の濃いものが立ち込め始める。


ちょっとお―――っ!

それ、嫌だってば!

今度は何する気っ!?


「丑と寅の方角より来たりて去るもの。契約という名の美麗な絆にて、我、招来す」

門川君が言葉を紡ぎだす。


――ぼわあぁぁっ!――


突然に道場の床が丸く光りだした。


人が5~6人は楽に寝転がれそうなくらい大きな円が、ぼうっと白く光っている。


なになになにっ!?

なにが起きるのっ!!?
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