GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
* * *
俺は皇刑事に通報した。
事情聴取は俺の自宅で行われた。
「…鑑識の結果…死亡推定時刻は午前2時半頃、全身数箇所、鋭い牙で噛まれ、喉を噛み切られコトによるショック性の失血死だと推定されている」
「銀狼の仕業か?」
「…でも、隣人は争う声を訊いていない、血の飛び散り方と言い…何よりも遺体の状態に不審な点が多い」
「・・・」
「もう少し詳しく調べてみる必要がある」
「…皇刑事も人じゃないと小笠原から訊いた…」
「そう、俺も鬼だ…知弥と違って…人の気を吸う救精鬼『白鬼(ビャッキ)』だ」
「鬼にも種類があるんだな」
俺は皇刑事に通報した。
事情聴取は俺の自宅で行われた。
「…鑑識の結果…死亡推定時刻は午前2時半頃、全身数箇所、鋭い牙で噛まれ、喉を噛み切られコトによるショック性の失血死だと推定されている」
「銀狼の仕業か?」
「…でも、隣人は争う声を訊いていない、血の飛び散り方と言い…何よりも遺体の状態に不審な点が多い」
「・・・」
「もう少し詳しく調べてみる必要がある」
「…皇刑事も人じゃないと小笠原から訊いた…」
「そう、俺も鬼だ…知弥と違って…人の気を吸う救精鬼『白鬼(ビャッキ)』だ」
「鬼にも種類があるんだな」