GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
俺の天使の力は栞の中にあるのか!?
「それは本当か?セラフ」
「ああ…俺には見えるよ。彼女の中に眠る座天使の力が…」
「…俺も見たよ…銀狐の力に撥ね飛ばされた彼女の身体から溢れる深紅のオーラを」
俺はセラフと小笠原の言葉を訊き、栞と目線を合わせた。
でも、栞は俺の視線から視線を逸らし、俯く。
「…しかし、どうやって??栞から力を返してもらう」
「俺が教えてやる…」
セラフが俺の耳許で囁いた。
「抱けばいい…自然と…お前の身体の中に力が戻っていく」
「彼女は骨が折れている…」
「…多分、傷はお前の力で治癒していると思うが…」
「それは本当か?セラフ」
「ああ…俺には見えるよ。彼女の中に眠る座天使の力が…」
「…俺も見たよ…銀狐の力に撥ね飛ばされた彼女の身体から溢れる深紅のオーラを」
俺はセラフと小笠原の言葉を訊き、栞と目線を合わせた。
でも、栞は俺の視線から視線を逸らし、俯く。
「…しかし、どうやって??栞から力を返してもらう」
「俺が教えてやる…」
セラフが俺の耳許で囁いた。
「抱けばいい…自然と…お前の身体の中に力が戻っていく」
「彼女は骨が折れている…」
「…多分、傷はお前の力で治癒していると思うが…」