GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
PART17*満ちた月
~尭耶side~
外はまだ夜だったーーー・・・
妖の妖力を上げる満ちた月が昇る。
俺は座天使・スローネにこの身を変えた。
憶えたての詠唱を唱える。俺の足元に現れた魔法陣。瞬間移動の陣形。
眩い光が全身を包み込む。
そして、俺の身体が魔法陣に吸い込まれてゆく。移動先は吉原神社。
夜は就寝しているはずの黄泉人たちで犇き合っていた。
「スローネ…いい所に来てくれた…」
デュミナスが剣を振りかざして、黄泉人たちを殲滅していた。
「セラフは??」
デュミナスは急に悲しげに目を細めた。首を横に振った。
「…銀狼に食い殺された…」
妖の妖力を上げる満ちた月が昇る。
俺は座天使・スローネにこの身を変えた。
憶えたての詠唱を唱える。俺の足元に現れた魔法陣。瞬間移動の陣形。
眩い光が全身を包み込む。
そして、俺の身体が魔法陣に吸い込まれてゆく。移動先は吉原神社。
夜は就寝しているはずの黄泉人たちで犇き合っていた。
「スローネ…いい所に来てくれた…」
デュミナスが剣を振りかざして、黄泉人たちを殲滅していた。
「セラフは??」
デュミナスは急に悲しげに目を細めた。首を横に振った。
「…銀狼に食い殺された…」