GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
彼女は持っていた花を手向けた。



5人で小笠原に手を合わせる。
俺たち4人の天使に課せられた荷は重い。



「もうすぐ…結婚するんですね。尭耶さん」




「あ、いえ…」


「栞ちゃんはいい子です。大切してあげてね」




「はい、それはもちろん…」




「…」



花奏さんは19歳…
未亡人と言うだけで、何だか色気めいている。


クロノス様の命令とは言え、晴真も仕事で忙しく、二人の間には何の進展もない。



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