GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
「車に戻りましょうか?花奏さん」
「はい」
俺たちは踵を返して、車の方向へと戻っていく…
男には桃源郷。
女には生き地獄の場所だった吉原。
夜毎に賑わった吉原の街は今はもうない。
草の生えないむき出しの大地があるだけ。
満ちた月を見ると想い出す…血の色に染まった月をーーー・・・
夜の空に舞った鬼は最高に美しい獣神だった・・・
END
「はい」
俺たちは踵を返して、車の方向へと戻っていく…
男には桃源郷。
女には生き地獄の場所だった吉原。
夜毎に賑わった吉原の街は今はもうない。
草の生えないむき出しの大地があるだけ。
満ちた月を見ると想い出す…血の色に染まった月をーーー・・・
夜の空に舞った鬼は最高に美しい獣神だった・・・
END