GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
会社に戻ると専務室には彰が煙草を吹かして、応接のソファーに座っていた。



「専務…ちゃんと電話に出て下さいよ!!」


靖は半泣きで俺に訴える。



「すまない。色々あって・・・悪いな…彰」



「別に構いませんけど・・・」



俺は彰の前に腰を下ろす。



「…頼んだ件はどうなった?」



「完了しました。でも、尭耶さんの命令した…放火はしてません。火を点けるのはいいですけど、それで人が亡くなると困りますから」



「そうだな・・・これで相方に報告できる」



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