GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
彼に会いたいーーー・・・



私は彼のスマホにメールを送信した。



メール送信完了の文字をしばし眺めて、待ち受け画面に戻した。



「失礼…」



「!?」


送信相手の尭耶さんがスマホを持って、ノックせずにドアを開けてきた。



「…メール来たけど…何?」



「あ…別に内容は大したコトないから」



「…今朝よりも顔色いいね」



彼は私のベットに靴音を立てて歩み寄ってきた。



「…靖さんから訊きました…私を轢いたのは靖さんだって」



「そっか」


「…靖さんから色んなコトを訊きました。ホストしてたんですよね」


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