GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
「…そうですか・・・私も最初…よくわからなくて・・・でも…夢にしてはリアルで…自分の前世の記憶だと思うのが自然で…」



「…でも、仮に前世の記憶が君をウリに走らせたワケじゃあないだろ?」


尭耶さんはウリだときっぱり言い切った。



「…そうですね…」

私は尭耶さんの言葉に相槌を打つ。

認めたくないけど、私自身に問題がある…



「…金が欲しいなら俺があげるよ」



「尭耶さん?」



「…俺は元ホスト…駆け引きには自信があるし、沢山の女に愛を囁きNO1になった。そして、俺はホストを辞めて結婚したけど…離婚した」
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