GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
~尭耶side~
「尭耶さん…栞を使って変なコトは考えるなよ」
「…例えば、どう言うコトだ?」
「…もし、栞を利用して何かを企むなら、この先の取引はしない」
「…それは本気で言ってるのか?桐生建設をもっと大きくするには俺が必要じゃあないのか?」
捺は栞を大切に思っているようだ。
「自惚れるなっ」
「…だったら止めてもいい…」
「…尭耶さん!?」
捺の方が俺の態度に驚き、慌てだした。
「…冗談だ…単なるセフレにしようと思ったけど。いいアイデアを思いついた。俺は彼女と結婚する」
「ま、待てっ!?」
「俺たちは親戚だ…捺」
「はぁあああ~っ!?」
静かな廊下に捺の頓狂な声が響き渡った。
「…例えば、どう言うコトだ?」
「…もし、栞を利用して何かを企むなら、この先の取引はしない」
「…それは本気で言ってるのか?桐生建設をもっと大きくするには俺が必要じゃあないのか?」
捺は栞を大切に思っているようだ。
「自惚れるなっ」
「…だったら止めてもいい…」
「…尭耶さん!?」
捺の方が俺の態度に驚き、慌てだした。
「…冗談だ…単なるセフレにしようと思ったけど。いいアイデアを思いついた。俺は彼女と結婚する」
「ま、待てっ!?」
「俺たちは親戚だ…捺」
「はぁあああ~っ!?」
静かな廊下に捺の頓狂な声が響き渡った。