GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
* * *


朝一で哲子さんが俺の会社に電話が入った。


ーーーーちょっと!!?尭耶さん貴方、どう言うつもり!!?



哲子さんの大声で俺の鼓膜が破裂しそうな勢い。



「どうしたんですか?」



ーーーー尭耶さんからの郵便物に爆弾が仕掛けられていたのよ!!封書を開けた…捺が・・・


「俺は捺に郵便物なんて送った憶えはない!」



ーーーーでも、差出人は確かに貴方の名前よ!!



「…」


目の前で心配そうに見守る靖と顔を合わせる。



そして、横に首を振った。靖も憶えはないようだ。



「そっちにBP(ブラックポリス)が行くから」



「!!?」

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