GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~

~栞side~

「サファイア!!」



病院を退院して、真先生が紹介してくれた病院で脳のCT撮影したけど異常はなし。


尭耶さんの住む高級マンションでペットのサファイアと留守を預かっていた。



フワフワした毛が気持ち良くて、私はずっとサファイアとじゃれていた。



玄関のインターフォンが鳴り響く。



私はサファイアを抱っこして、帰宅した尭耶さんを出迎えた。




「お帰りなさい…」



「ただいま…これお土産」



尭耶さんに私にケーキ屋の箱を渡す。


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