君の隣で夢みた未来
ドアに寄りかかりガタゴトと運ばれるあたし。


しばらく揺られた後に乗り換え駅。


ここからは少し混むけど、3駅分なので我慢をする。


大体は、この駅から花月と合流することが多い。


約束をしているわけじゃないけれど、入学してからたまたま会って、話をするようになって…


なんとなく仲良くなった。


今ではクラスで一番仲が良い。



「おはよー」



少し遠くから聞きなれた声が聞こえる。


振り返ったら花月が手を振りながら早足で向かって来ている。


あたしもニコリとして、花月に朝の挨拶を返す。



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