君の隣で夢みた未来
なんだかんだ、ノートに書き写しているうちに時間は過ぎ去って1時間目が終わろうとしていた。


先生は腕時計をチラリと見て、宿題の場所を黒板にカッカッカと書いている。


あたしは問題集のその箇所をピンク色のペンで印をつける。


終了のチャイムと同時に日直が号令をかける。


ガタガタと立ち上がりペコリとお辞儀をする。


次の時間まで10分の短い休み時間がある。


なんだか甘いものが飲みたくなってしまったから、あたしは小銭を握り締めて購買へ向かった。


小走りをしながら購買へ向かう。


なんか、よくわからないけど少しだけきょろきょろしながら。


何を期待していたんだろうね。


購買部についたら、おばちゃんに「リンゴジュースください」と言い、チャリンと握り締めていたそれを渡した。


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