君の隣で夢みた未来
ボーっとしていたら時間が簡単に過ぎて行ってしまった。


まずい。


午後の授業は単位を落とせないものばかり。


遅刻してしまったら。


そう考えると後の行動は早いものだった。


簡単にシャワーを浴びて、お気に入りのボディーソープで体を泡で包む。


シャンプーも大好きなバラの香りがするもの。


バイトの事を考えるのはやめよう。


気分が落ちるだけだ。


私は、それを忘れようとするかのように鼻歌を歌う。


曲は流行のバラード。


圭介とカラオケへ行くと「歌って」とせがまれるようになって練習した曲。



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