君の隣で夢みた未来
先輩を乗せた電車を見送った後、あたしは先輩に手渡された携帯を開いた。


先輩が打ち込んだ番号が映し出されている。


…これは、現実なのかな?


あたしは状況がイマイチ呑み込めていなかった。


だけど、


あたしはそれを大事に大事に確かめるようにそれを保存した。


名前はどうしたらいいのかわからないから、



【先輩】



そう打ち込んだ。



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