君の隣で夢みた未来
俺が歌い終わった後、彼女は俺に体を預けたまま聞いてきた。



「永遠ってあると思う?」



その声はなんだか今にも泣きそうな声だった。



「…なんで?」


「…なんとなく。けーすけはどうなんだろ?って思っただけ」


「あると…思う」



頼りなく出た声がなんだか情けなかった。


胸を張って言えないことが悔しかった。


彼女は「そっか」と言ってさっきの声色が嘘のように微笑んでいた。


そして、彼女の選んだのイントロが流れる。


ロックテイストの真っ直ぐなラブソングだった。


その曲は、さっきの質問の答え…?



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