君の隣で夢みた未来
笑顔≪side M≫
あともう少しで夏休み。


あたしの学校生活は少しだけ変化を見せた。


先輩に教えてもらったプリントは無事提出できたし、あれ以来、先輩との距離が少しだけ縮んだ気がした。


気のせいかな?


相変わらず、先輩は渡り廊下でサボっていて、あたしはそれを教室の窓から見つめる。


お昼休みに購買へ行くとどちらからともなく話すようになった。


そのたびに先輩は笑顔をくれる。


…その笑顔はあたしだけのモノじゃないことくらい知っているけど。






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