君の隣で夢みた未来
やったぁ…!


先輩のアドレス教えてもらっちゃった。


どうしよう。


また一歩先輩に近づけた気がする。


なんだか、目に映るものが少しだけキラキラとして見える。


それは窓から差し込む夕焼けのせい?


あたしは図書室に戻り、掌に記されたアドレスを携帯に打ち込む。


今日あったことが夢じゃないことを明日のあたしに教えてあげたい。


だって、掌に書かれたこの文字が帰るころには消えているかもしれない。


そんなの…嫌だもん。



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