君の隣で夢みた未来
授業が始まり、また退屈な時間が刻一刻と過ぎていく。


よりによって1時間目から大嫌いな数学だなんて。


だけど、


不思議と前より少しだけ先生の言っていることも、黒板に書かれている数字の羅列も理解ができているように思える。


でも、やっぱりわからないものはわからない。


この時間、渡り廊下を見ても先輩はいない。


当たり前か。



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