君の隣で夢みた未来
最後の夏の始まり≪side K≫
―キーン…コーン…
静まった教室に響き渡るチャイム。
バタバタとクラスメイト達の筆記用具を置く音が大きく聞こえる。
「後ろから解答用紙集めろー」
試験監督の先生が少しだけ気だるそうに指示を出す。
俺は後ろから回ってきた解答用紙を裏面にして重ねて、前の席のやつに手渡した。
大きく伸びをして、固まってしまった背中などをほぐす。
夏休み前の試験が今終わった。
大声で喜ぶ者もいれば、表情一つ変えない者もいる。
俺はどっちだろう。
何とも言えない。
静まった教室に響き渡るチャイム。
バタバタとクラスメイト達の筆記用具を置く音が大きく聞こえる。
「後ろから解答用紙集めろー」
試験監督の先生が少しだけ気だるそうに指示を出す。
俺は後ろから回ってきた解答用紙を裏面にして重ねて、前の席のやつに手渡した。
大きく伸びをして、固まってしまった背中などをほぐす。
夏休み前の試験が今終わった。
大声で喜ぶ者もいれば、表情一つ変えない者もいる。
俺はどっちだろう。
何とも言えない。