君の隣で夢みた未来
どちらからだなんてわからなかった。
ただ、自然とお互いの顔が近づいていた。
そして、触れたんだ。
唇と唇が…。
きっと、何かが壊れたのかもしれない。
壊れたものは何?
わからない。
ただ、あの時、俺は彼女を愛しいと思った。
気高く、涼しい顔をしている彼女の弱さを見た気がした。
今より少し幼い俺は、彼女が泣き止むまで髪を撫でながら抱きしめるしか出来なかった。
どんな言葉をかけても嘘っぽくなってしまうと思ったから。
ただ、自然とお互いの顔が近づいていた。
そして、触れたんだ。
唇と唇が…。
きっと、何かが壊れたのかもしれない。
壊れたものは何?
わからない。
ただ、あの時、俺は彼女を愛しいと思った。
気高く、涼しい顔をしている彼女の弱さを見た気がした。
今より少し幼い俺は、彼女が泣き止むまで髪を撫でながら抱きしめるしか出来なかった。
どんな言葉をかけても嘘っぽくなってしまうと思ったから。