君の隣で夢みた未来
こんな穏やかに先生達と話が出来るだなんて、自分でも驚いた。


在学中は反抗しかしていなかった。


停学処分は受けたことはないけれど、数回は反省文を提出した。


そんな私だったけど、大学合格までの道のりは険しいものだった。


今通っているのは英米文学学科。


言葉が好きだから、それでも楽しいけど…―。


だけど、


本当は、


音楽の勉強がしたかった。


ピアノが好きだった。


歌うことも好きだった。


出来れば音楽の先生になりたかった。


だけど、それが叶うことはなかった。



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