君の隣で夢みた未来
自分の勉強を進める先輩の表情はとても凛々しくて、さっきまでの柔らかい表情と一変していた。


電子辞書で調べたり、過去のノートを開いたり、ひたすらたくさんの文字を書いていた。


あたしもそれに負けじと問題を解くけれど一つ一つ思い出しながら解くから時間がとてもかかる。


先輩に指定された問題は3問。


応用問題だからとても難しい。


何とか3問解いたときに、あたしは先輩の横顔を盗み見た。



すっとした鼻筋に少し長い睫毛、この夏で焼けてしまったようだけど綺麗な肌…


どうしてこの人はこんなにも綺麗な顔をしているのだろう。


女のあたしから見ても妬けてしまう。


こんな人の隣に居て、あたしは浮いてはいないだろうか？



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